熊野前保育園給食調理業務の委託の停止へのお願い


10月2日に給食業務委託に関する説明会が行なわれました。
一部の保護者しか集まれませんでした。
説明会の内容は以下の通りでした。

  1. 来年度より熊野前保育園の給食がすべて業務委託になる。
  2. 業者の選定はプロポーザル方式
  3. 来年度から導入する対象園が6園である。
  4. 業務委託の運用方式
  5. 質疑応答

なお、業務委託に関しては、最終決定ではないとのことです。
参加者は、事業説明側が区の保育課の職員で、園長が司会を勤められ、私たち保護者が
説明を受けました。

私が感じた事は、一方的なお話であったこと。
また、最終的に決定していないとの事ですが、ほぼ決定事項のことのようにお話されていました。説明を受ける私たちは床に座らされ、説明側が椅子に座りやや高圧的な説明を受けました。新制度導入に伴う、不安面を拭い去る内容ではありませんでした。
コストを重視し安全、安心、満足に対する面がおざなりになっていたように感じます。
実際に先行導入している他園でもこの点が十分に満たされているとは思えません。
結局、内容も私たち保護者が納得する内容ではありませんでした。
不完全な制度が、十分な話し合いもなしに、導入される事は納得できません。

決して、ただ単に反対しているわけではありません。
今回の停止のお願いは、十分な話し合い、説明が行われないまま区の一方的な方針で新制度が導入されようとしています。
今後も、この制度の導入は避けられないものだとは思いますが、その為には、十分な時間が必要だと思っております。
私たち保護者でこれから十分に話し合い、子供たちにとってすばらしい制度にしていきたいと思います。そのためにも、一部の保護者のみではなく、なるべく多くの皆様に協力していただきたいと思っております。
つきましては、お忙しいところ恐縮ですが、大事な私たちに子供の食の話です。
短期間に決められるものではないので、停止の署名のご協力をお願い致します。

※尚、署名で集めた情報は第三者に漏らすことなく、他の目的では使用いたしません。

 熊野前保育園給食調理業務の委託停止に対する要請

9月下旬に、保育園より熊野前保育園の給食業務を民間業者に委託するという
突然の通知がありました。委託の開始は平成20年4月1日からとの事でした。
開始まで半年という非常に短い期間で新制度の導入、業者の選択など非常に困難なことです。子供たちの安全を保つことが、保育園としてまた親として一番重要なことではないのでしょうか?
この短い期間で十分な子供たちの重要な給食が保たれるとは思いません。
昨年度、さつき保育園、原保育園の入札方法が失敗し、今年、新方式に変えての入札方法を行うと聞きました。未知のシステム導入をし尚且つ対象園の拡大は理解できません。
まずは、上記2園の成功例をもって、初めて他園への導入を決定していただきたい。
また、業者選定委員会、評価委員会とは何ですか?
保護者抜きでの業者選定は無意味です。審査評価の決定は誰が行うのでしょうか?実際その業者と関わるのは園児であり、また我々です。保育園の職員や区の職員ではありません。ましてや、無関係などこかの大学教授ではありません。
すべてが明確になり、納得できない限り親としてこの制度の導入は認められません。

2007年10月   日

荒川区長   西川 太一郎  様

熊野前保育園保護者代表 (代表者名 削除)