署名について

平成２０年４月から原保育園、荒川さつき保育園、第二南千住保育園、第二東日暮里保育園、熊野前保育園、（仮）汐入こども園の６園の給食を委託する提案が区から出されました。「コスト重視で安全・安心・満足の面がおざなりになっている」現在の状況のまま、委託がすすめられることに不安を感じています。

保育園で過ごす子どもたちにとって、大事な「食」を守るために、「保育園給食民間委託の拡大に関する要望書」への署名のご協力をお願いいたします。

１．署名の要請項目と内容に賛同していただける方であれば、団体、個人を問いません。

２．年齢や居住地を問いません。荒川区以外、東京都民以外であってもかまいません。

４．姓や住所は省略しないでください。（「〃」や「同上」は×です。）

第一次〆切は１１／１０です。（一次〆切後も受け付けます）

署名の提出先（郵送先）116-8501 東京都荒川区荒川二丁目2番3号

　　　　　　　　　　　　　　　荒川区役所地下一階荒川区職員組合事務室気付

平成１８年４月より保育園給食の民間委託がひぐらし保育園と三河島保育園の2園で始まりました。
１年半が経過した現在、三河島保育園では短期間に非常勤栄養士が２回交替、ひぐらし保育園では副主任が５名入れ替り、パート職員が３人の配置に１６名が交替勤務している状態です。
また、平成１９年４月の原・さつきの２園委託に向けた入札においては「金額及び区の提示した条件が満たせない」という理由で、全ての業者が辞退し、１年延期となりました。
このような状況の下で、来年４月から一挙に６園の給食を委託する方針を打ち出し、各園で説明会を実施しましたが、「コスト重視で安全・安心・満足の面がおざなりになっている」との感想が多くの保護者から聞かれました。
『食』は子どもたちの生活の基本をなすものです。その安全を守ることは、私たち保護者だけでなく、将来の社会の担い手を守るという意味から、地域にとっても大切なことです。安全で安心な食は、顔の見える関係の中でこそ保たれます。先行園のように、調理の担い手である調理士や子どもたちに食の大切さを指導する栄養士が頻繁に入れ替わるのでは、安全で安心な食は守れないと思います。
このような現状が改善されないまま、一挙に保育園給食の民間委託を拡大することは認められません。「サービス向上」がどの程度か、効率化はどの程度図られているのか、作り手の安定雇用に問題はないのかなど、時間をかけてきちんと検証を行い、結果を保護者に知らせるべきではないでしょうか。
以上のようなことから、三点について要望致します。

保育園給食の全園委託を見直し、一挙に６園の委託を実施しないで下さい。
既に委託を導入した園について、経験年数、雇用形態など業者選定基準を改善して下さい。
区の栄養士の待遇などを見直し、安定的に配置できるようにして下さい。